痔 イボ痔 種類 症状

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とはどういうものでしょうか?

いまや痔は日本人の3人に1人が持っているという、虫歯の次に多い病気です。ポピュラーな病気ですが、正確にいうと、医学上「痔」という病気はありません。は、肛門のさまざまな病気の総称で、単独の病気を指しているわけではないからです。

肛門はわずか3cmほどの長さの器官ですが、病気が発生する部位によってそれぞれ症状が異なり、治療法も違います。

本来、肛門はお腹の中からおりてきた直腸と、お尻からくぼんできた皮膚がつながってできたもの、このつながった部分はギザギザした線で残っていて、歯のような形をしていることから歯状線と呼ばれています。

肛門は、お尻のところでは皮膚であり、そこから歯状線までの約1.5cmが肛門上皮、歯状線から約1.5cmが肛門粘膜、その先が直腸の粘膜となっています。すなわち肛門は、4つの皮膚と粘膜からできているため、炎症が発生した場所によって、症状が違ってくるのです。

大別するとは、痔核、裂肛、痔ろうの3種類があり、痔の中でもっとも多いのが痔核、いわゆるイボ痔です。


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痔核(いぼ痔)

痔核(いぼ痔)についての解説です。

痔核(いぼ痔)は肛門の周囲の動静脈にできた*動静脈瘤の一種で、血管と結合識が肛門内に盛り上がり、たれ下ってできたものです。形がいぼに似ていることから、いぼ痔と呼ばれています。

*動静脈瘤:長時間血液が滞り、血管が太くなって、表面に浮き出て見える状態


痔核は肛門と直腸の境である歯状線よりも内側にできた痔核を内痔核、外側にできた痔核を外痔核とに分かれ、内痔核と外痔核では性質も違います。

まず、内痔核は、肛門の中の直腸静脈に静脈血がたまって、感染と腫脹を起こしてできた静脈瘤です。立ち仕事、排便、妊娠などで、腹圧が過度にかかると静脈瘤ができやすくなります。また、不規則な排便習慣で、排便時にいきんだり、きばりすぎて、だんだんうっ血し、直腸の静脈瘤が腫れてきて、内痔核になるケースもあります。

内痔核の主な症状は出血です。直腸粘膜の下に拡張した静脈叢から出血し、赤い血が飛びちるようになります。内痔核が進行すると、出血だけでなく、痔核(いぼ痔)がだんだん大きくなり、肛門の外に飛び出し「脱肛」となり、重症の内痔核による脱肛患者には手術が必要な場合もあります。

次に外痔核は肛門外側の皮下の静脈が血栓や静脈瘤を形成したもので、目で確認が可能です。外痔核も強い「いきみ」で、突然出現します。外痔核の周囲には神経が多数集っているので、激しい痛みをともなうことが多いのが特徴です。


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裂肛(切れ痔、裂け痔)

裂肛(切れ痔、裂け痔)についての解説です。

通常、切れ痔、裂け痔と呼ばれる裂肛は、肛門の外傷といってよい病気で、便秘している硬い便が、肛門を無理に通過するときに歯状線より外側の肛門上皮が切れて裂け、激しく痛んだり出血したりする痔のことです。裂肛(切れ痔、裂け痔)は排便時にひりひりとした激痛をともなうことが多々あります。

裂肛がひどくなると、排便後も痛みが長くつづきます。「急性裂肛」の場合には、便を軟らかくしておけば自然に治る場合も多いのですが、裂肛(切れ痔、裂け痔)が慢性化すると完全な治癒は難しくなり、医師の診断が必要になります。


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痔ろう(あな痔)

痔ろう(あな痔)についての解説です。

痔の中で最も深刻ですぐに手術の必要があるのがこの痔ろう(あな痔)と呼ばれるものです。

痔瘻(あな痔)は、肛門と直腸の境にあって、分泌物を出している歯状腺が感染・化膿し、そこに穴があき、排膿される状態を言います。その穴が慢性化して瘻孔(炎症を起した穴)となり、肛門の外側にいつまでも膿がじくじくと出る状態を引き起こします。症状が進行した痔ろうは肛門の周囲に直腸からつながった単数〜無数の穴が確認できます。

痔ろうは歯状腺が化膿して肛門に内部に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」という病気から進行することが多く、激しい痛みや発熱をともないます。

痔ろうは、自宅療法や薬では治りにくく、放っておくと肛門がんに進行する場合もあるので、痔ろうの疑いがあるときはすぐに医師の診断を受けなければなりません。


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